Kobayashi Kotaro

 

小林小太郎「未来の詩人」

 

俺たちがやろうとしているのは、童話、なのかもしれない。童謡…。

未来の死人(みらいのシジン)
 
物静かに大人しく 右斜め横に斜光しながら 微笑みを浮かべたとおもったら あらゆるものを殺害してゆく
そんな不気味な老害人を俺たちは優しいふりして許してきた 心優しき善人どもよ 
いま俺たちはどこに立っているのか それともどん底のオケラなのか
 
おのれを真横にスライドさせ さらに生きる虚しさ棚にあげ 画面の向こうにわずかに映る そんなおのれの姿に蓋をする
そんなオマエの現在を いま俺が叩き潰す そんなオマエの終末を いま俺が木端微塵にしてみせる
 
死に損ないが胸を張る 村で町で鼻水垂らしていきがってる ボーボーボーボーボーボーと 
俺が仏なら生きてるだけで素晴らしいと そんな口をきいてやるのだが如何せん 俺は生粋の殺人鬼なのだから
全くもって容赦はしねえ 全くもって容赦はしねえ 容赦はしねえ
 
おのれを真横にスライドさせ さらに生きる虚しさ棚にあげ 画面の向こうにわずかに映る そんなおのれの姿に蓋をする
そんなオマエの現在を いま俺が叩き潰す そんなオマエの終末を いま俺が木端微塵にしてみせる
 
戦争をしないか諸君 地方の誇りも高き痴呆老人たちよ ヨタヨタでブヨブヨの その海綿体の脳味噌に刃を刺し
オマエたちよりもっと頭の悪い 悪の塊みたいな異星人に
どうだ思い切って鉄槌を下さないか 鉄槌をだ
武器はそのプヨプヨのお椀テンコ盛りの脳味噌一杯 ぐちゃぐちゃのクソクソだけど 
どうだひとつ戦争をしてみないか どうだひとつ戦争をしてみないか 
この世の最後のドロドロの液体のような楽園を ぶち壊すために
 
おのれを真横にスライドさせ さらに生きる虚しさ棚にあげ 画面の向こうにわずかに映る そんなおのれの姿に蓋をする
そんなオマエの現在を いま俺が叩き潰す そんなオマエの終末を いま俺が木端微塵にしてみせる
 
長い冬眠の季節がおわり幻のような春が来て 目覚めと同時にいざ出陣
その瞬間おのれの糞の面倒もみれないそんなおのれにご対面 素晴らしい
オマエの仕事はただひとつ 
神棚におのれのウンコを盛り上げ盛り立て 三日後に向かう予定の光り輝く墓場の石の真上に 
テンコ盛りに盛ったそのウンコを 天まで届け天まで届けと絶叫する 
そんなオマエの人生を 俺はこころから讃えたいとおもう
 
そしてそして 最後の最後に そんなおのれに刃を突きつけるのさ
それがおまえの戦争 聖域をぶち壊す そんなおまえの戦争讃歌
「ああ玉杯に花うけて」〈音源:軍歌の音声〉
じぶんを殺すならその前に おまえの同類を叩きのめしてからにしてほしい できるか?
 
おのれを真横にスライドさせ さらに生きる虚しさ棚にあげ 画面の向こうにわずかに映る そんなおのれの姿に蓋をする
そんなオマエの現在を いま俺が叩き潰す そんなオマエの終末を いま俺が木端微塵にしてみせる